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国鉄 特急型気動車キハ183系184形
実車について
 1961年に投入されたキハ80系は長年の使用により老朽化が進み、新形式の投入が必要となっていた。そこで1978年に新製されたのが北海道向け特急型気動車キハ183系である。
 キハ184形は大編成となった時の予備電源を確保するために作られた形式で、試作車の900番代を含めて12両が製造された。が、定員が52人と中途半端な上、国鉄民営化後の特急短編成化により無用の長物と化してしまい900番代はキロ184に改造後廃車、4両が先頭車改造(キハ183−100番代)、4両が廃車されキハ184として生き残っているのは3両のみである。
 
コメント
 もともと、製作対象としては具体的な車番の指定はしていなかった。しかし、2006年に渡道した際にキハ184−2に遭遇。その時点では2号車としてを製作するつもりであった。それは、現在もキハ184として存続しているということが大きな理由ではあったが、逆にそれが製作段階での車番変更へとつながった。今後現行編成を製作する時に、2号車を国鉄色にしておけば、廃車になった車両が現行色を纏うことになることはどうしてもさけたい。であれば、今回作るのが1次車であることから、キハ184−1にすればよいではないか、という安易な考えの下変更が行われた。したがって、一部資料をキハ184−2に頼っているが、まぁ実車はすでに廃車になってるし、大して差もないだろう、と過去の過ちを全く省みない管理人である^^;
 2006年冬、おおぞら5号として落成。
 (07/3/3加筆修正)
さて、まずはばらしましょう。
…というかすでに塗装が落としてありますね。
どのくらいの効果があるかどうかは不明ですが、Mr.カラーうすめ液で塗装を落とした後水で洗浄しました。シンナーはプラ浸食してしまいますからね。
作業中にいきなりパキッといったら元も子もないですからね。
ランボードを削り取ります。
屋根の曲面に沿って削り取ると、屋根に穴が開いてしまいますが、これは後でプラ板を使って埋めることにしましょう。今はまだ放置です。
側板を加工してから屋根板を加工するのは強度的にもすごい怖いので屋根のほうから作業を進めていきます。

まずは新鮮外気取入装置の横幅にあわせてザックリいっちゃいましょう。屋根のフタ(?)みたいな形状のモールドはカッターと彫刻刀(平刀)で削り取ります。
次々に屋上機器を切りり外していきます。このあたりでちゃんと戻せるのか少し心配に…
屋根の幅いっぱいに切り取るのではなく、機器の幅だけ切り取っています。
前位側の新鮮外気取入装置を再取り付けです。ランボードの穴の分だけ新鮮...の方が幅が狭くなっているのでt0.3のプラ板でふさぎます。
次に冷房装置の移動です。
旧製品のキハ184を元に現物合わせで位置を調整、マジックでケガキをした後、開口します。
ここで冷房装置と同じ幅で切り出すのがコツですね。
開口後、前位側に寄せて冷房装置を再接着。
残った開口部には2つ前で開口した部分の屋根板をはめ込みます。
こうすることで屋根をプラ板で再形成する必要がなくなるので、かなり楽です。

また、同じ方法で後位側の新鮮外気取入装置も移設します。すでにマジックでケガキが入っていますね。これも現物あわせです。スンマセン…
さて、一つ前に移ってしまっていますが、電源室屋根上の換気ファンを作ります。キハ181のものとキハ184のものでは製品を見ている限り、若干大きさが違うようですが、そこは雰囲気重視という事で割愛しました。
いくらさがしても上からの資料が見つかりませんでしたし。

ということでキハ181からファンを切り取ります。
ファンの部分だけ切り出した上、プラ板にはめ込みます。
t0.3のプラ板を3枚重ねたのですが、一番上だけカッターとピンバイスを使い現物あわせで円く開口し、ファンをはめ込みました。縦横の長さも現物合わせです。
(何もかも現物合わせ…orz
とりあえずこんな感じで屋根上に関する作業は完了です。
換気ファンや手スリ・ランボードの設置は破損することを考慮して側板の加工後に仕上げとして行う予定です。


次の作業へ!!