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まずはこちらの写真を見ていただきたい。
どうだろう。ひどいったらありゃしない。具体的に示せば、窓の塩ビにはゴム系接着剤がこべりつき、一部妻板ははずれかけ、屋根は塗装が厚ぼったくなりすぎている上に乾燥前に指で触った跡が残る。
これから生まれ変わるのでこの状況、若かりし頃の管理人を許していただきたい。 |
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まずは完全に板状に戻す所から始めます。
妻板と側板の間にカッターを入れ慎重に切りはなす…までもなく軽く力を加えればパキパキと分解できる有様。屋根板だけはカッターを使用しましたが。
この時点で8000系の顔は廃棄。ボロボロの妻板も新品(キットの余りパーツ)に取り替えます。
さらに、側板裏側の凹凸(塩ビ窓を固定した際のゴム系接着剤により溶けた跡)も彫刻刀、カッター等を使用してなるべく平滑になるように加工します。 |
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さらに塗膜が厚くなった屋根板をヤスリでガシガシ削り、地が出てきたところあたりから、まわりの塗膜との兼ね合いを見つつ調整します。
また、8000系と8500系では電動車及びパンタ搭載車両が異なるので、この時点で屋根板と側板を組み替えます。
そして再組み立て成ったのが左の写真。中央のサハは某パーツショップのバルク品を使用し、新製しました。 |
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軽くサーフェイサーを吹いた後、シルバーの塗装に入ります。
今回は初の試み(今回この言葉が多いな…)として2種類のシルバーを使用してみました。
まずGMのステンレス(シルバー)を吹いた後トップコートを。その後、マスキングをしてMr.カラーのスーパーステンレス(SM04)を吹きました。 |
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車体側がひと段落着いたので、今度は床下機器を修理します。
床板はTNカプラーを取り付けるためめに一部を欠き取ります。ほぼ現物合わせです^^;
GMの動力ってなぜかTNカプラーを取り付け受けが付いてるんですよねぇ… |
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GMの床下にはTNカプラー受けがついてないので、加工をします。
先頭車もTN化しました。スカートの一部切り取り(写真中のスカートを見比べてみてください。左:加工前 右:加工後)、TNカプラーの方もスカート内に収まるよう一部を切除します。
TNカプラーは単価が高いので使い物にならなくならないように慎重に… |
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さて、車体・屋根の塗装と床下の塗装が終わった所で特性デカールを貼ります。
PCショップ、もしくは電器店で売っているインクジェットプリンタ用のシール用用紙を使用しました。一番薄いもので0.6mm程度だったかな…?
インクジェットなので多少にじんでしまいますが、雰囲気は十分に出す事が可能です。
さすがに「弱冷房車」や車体番号はは潰れて読めなかったので製品の物を使用しました。
今回は多少多めに作りました。 |
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デカールを貼り、塗装及び墨入れをした9000系用クーラーを搭載、パンタは舟の先端を黄色く塗りました。
窓ガラスは最後に入れます。
シルバーの色の違いがご覧いただけるでしょうか。
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そして窓を入れて完成です。
今回は前面窓をはめ込み式(偶然パーツを発見)にしてみたのですが、貫通扉の窓だけサイズが異なりはまらず。断念し、普通の塩ビを貼りました。
写真は以前から所有する9001Fと並べた所@B1_ワンダーランドさん
車体が軽く脱線しやすいので、ウェイトを増やさなくては、と考えています。まぁ5両編成なので多少重量が増した所でM車がヘたれるってことは考えにくいので後日実行してみたいと思います。 |