実車
キハ22は昭和33年に登場したキハ20型グループの新設計酷寒地仕様車である。キハ21型での失敗を元に、客用扉を両端に配置しデッキをつけ、側面窓は上下寸法が縮められて2重窓となり保温性が高められた。床板が木製となり、暖房も温気式からラジエータの排熱を利用した温水式に改められ、車内保温性が強化された。他形式同様に簡易郵便・荷物車への改造が行われた。他にもキハ20型グループでは唯一のワンマン車も登場する。車内は特に手が加えられず、運転席後方にワンマン機器が取り付けられただけで、塗色はJR北海道色に改められた。北海道全土に配備されて各停から急行・快速にも使用されたほか、北東北にも配置された。 |