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長野電鉄 3600系L2編成
実車について
 元・営団地下鉄日比谷線用3000系で、老朽化した在来車の置き換え目的で1993(平成5)年に投入された。長野電鉄では2両編成を3500系、3両編成を3600系として割り振り、3600系はL1〜L3編成の3本9両が在籍した。2011年2月現在、L1編成・L3編成が解体され、L2編成のみが残留している。

当サイト内「長野電鉄3600系」に実車資料写真を掲載しています。
 
コメント
 クロスポイント製・営団3000系キットからの製作。実車に営団時代との外観の差がほとんどないため、模型でも大きな変更は加えなかった。
主な作業は、
・パイピングによるパンタ配管
・中間車のパンタ撤去跡再現
・冷房化改造
・屋根キャンバスのパッチワーク状態再現
・床下機器並べ替え
・ウェザリング
の6工程である。それ以外は基本的に説明書通りの組み立てを行っているので、ここでは特筆しないこととする。
まずは細かなパーツの改造から。

ヒューズボックスは足が太いので、0.5mmの真鍮線に取り換え。
製品の足を削り取った上で0.6mmのドリルで穴を開け、真鍮線を植え込みます。
配管を削るのは大変なので、パンタ無し車用の屋根板を使い、作業量を低減させます。特にこの3602号車はランボードも完全撤去されているので、パンタ無し屋根を使う方が楽でしょう。

中間車のパンタ撤去跡にはヒューズボックスが残るため、これをパイピングにて再現。母線にあたるため、0.3mmの真鍮線を使っています。

また、妻面の手すりも金属パーツに植え替えました。
屋根上にはベンチレーターを載せるための突起がモールドされていますが、これは一度全て撤去しプラ板でつけなおしました。

写真ではランボードがまだ設置されていませんが、この後きっちり取りつけました。
長野方先頭車の3612号車には誘導アンテナの足が残っているため、プラ棒から切り出して4つ足を設置します。

両先頭に付くアンテナは東武タイプなので、棒状のものを使用します。
塗装をしていくわけですが…
屋根は冷房化工事や整備の際にキャンバスが継ぎはぎ状になっているので、これを塗装にて再現します。
ダークグレー(今回はGM35番)を吹いてからマスキングします。
マスキングの後ライトグレー(GM9番)を拭き、マスキングを剥がします。

手元に資料がなかったためネット上での写真を参考にしましたが、だんだん変わっていくものですので多少適当でも大丈夫でしょう。

屋根にツヤ消しを吹いた後、屋根全体をマスキングして車体の塗装に入ります。
車体はスーパーステンレス、赤帯はGM29番京急バーミリオン、おでこ左側のNAGADENロゴはKitcheNさんのものを使用しています。

仕上げはツヤありを吹きました。
全ての塗装を終えた後、屋根上にウェザリングを施します。
パッチワーク状にした屋根がウェザリングをすることで、色の境界部分が少し柔らかくなっているのがわかるでしょうか。


これにて完成。

原材料:クロスポイント製営団3000系キット/小田急用クーラーキセ/真鍮線0.5mm、0.3mm、0.2mm/銀河製乗務員扉用ステップ/KitcheN製インレタ/GMカラーNo.8/Mr.カラーSM04「スーパーステンレス」/GMカラー35番、9番、29番など

以上の材料を使用しました。


11/02/16