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今回の特選素材はGMの名鉄5500系キットとBトレインの長野電鉄2000系の前面パーツ。
まずは名鉄5500系の側面下部の裾を切り落とし、不要なサボ受けのモールドを削り落とします。
名鉄5500系のドア間の窓は4枚なのですが、長電2000系の中間車は5枚なので切り継ぎ加工を行います。
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パンタ周りはモールドを全部削り落とします。
その上でランボードの足をエバーグリーンのプラ棒で新製。
削り取った雨どいもt0.3mmの真鍮線で復活させます。
ちなみに屋根の中心部分が白くなってますが、これは屋根板を折り曲げた跡。名鉄5500系仕様のままだと屋根のRが足りないのでドライヤーで温めつつ曲げてRを稼ぎました。 |
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雨どい復活作業中。
マスキングテープで仮止めした後、爪楊枝で瞬間接着剤を点付けしていきます。
乾いて固着したらヤスリを使ってはみ出した接着剤を削っていく感じです。 |
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前面ガラスをマスキングゾルでマスキングした後、サーフェイサーを吹いて全体をヤスリがけ。
その後パンタ周りの配管パイピング、誘導アンテナの足の設置を行いました。
左下にある正方形と長方形の部品が自作した誘導アンテナ。
幅0.6mm、厚さ0.2mmの真鍮帯板を加工して半田で固定しました。 |
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さらに乗務員扉脇にある屋根へ上るためのステップを再生します。
本来なら形状の似た金属パーツを使用したかったのですが、どの店にも在庫がなかったため、薄くスライスしたプラ棒を貼り付けました。
雰囲気はぽくなったので十分です。 |
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車体側の加工はこれでほぼ完了ですので塗装を行いました。
赤色は京急レッドやら赤2号、赤11号を調色したもの、クリームは小田急アイボリーとクリーム色4号を調色したものです。
最近でた某M社の同編成のクリーム色はちょっと黄色味がかりすぎている気がしますね。
クーラーは小田急のものです。ゴツさ的には東急9000系用も似てないことないとは思うのですが… |
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この時点でTOMYTECの「鉄道コレクション」から長電2000系の非冷房仕様が出されることがわかっていたため、何か変化を求めたくなり。
というわけで行き着いた先が運転台の再現。
真鍮線とエバーグリーンのプラ棒だけで成型していきます。
エバグリのプラの加工のしやすさはかなり重宝しますね。 |
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で、塗装した結果が←の写真。
行き先表示幕を「特急 長野」に設定したので長野方運転台には運転士を乗せました。
良く見るとこの運転台、ちゃんと作り分けてあるんです。
運転士のいる長野方はマスコンを2ノッチに入れ、ブレーキハンドルも装着済み。湯田中方はマスコンはオフにしてあり、ブレーキハンドルが無い状態を再現しています。
さらにワンマン用ドアスイッチやマイクなどなど…etc |
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客室の座席はTOMIXのキハ183からの廃車発生品を利用。
集団お見合い型の座席配置を再現できてもはや室内照明が欲しくなるくらいです。
中間車はモーターがあるため省略。 |